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最近の反核バタアン運動、バタアン自由貿易区の労働組合 [フィリピン労働運動]

 フィリピン バタアン労働組合連合(AMBA-BALA)のエミリーからレポートが来ていました。
 少し遅れましたが、3月に届いたレポートを掲載します。

140311 フィリピン バタアン州バランガでのミサ - コピー (320x219) (2).jpg
<3月11日、フィリピンバタアン州バランガ市で行われた3・11 3周年追悼ミサ>

 親愛なる仲間のみなさん
 最近の新たな出来事のうち、二つ報告します。

 1)反核バタアン運動(NFBM)の反原子力に関するキャンペーン

 2014年3月11日、私たちはここフィリピン・バタアン州で日本の福島第一原発事故の3周年を記念し集会を行い、以下のことを確認しました。
 「私たちの子供たちのために非核未来をつくります」これは全国KPDの協働行動の統一テーマですし、ここバタアン州のKPDバタアンと反核バタアン運動の掲げたスローガンです。
 反核バタアン運動の委員長モンシニョール・アントニオ・デュマウルは、同僚の司祭牧師神父ジェリー・ホルヘの助けを借りて、連帯ミサを主導しました。連帯ミサはバタアン州バランガ市聖職者地区セント・ジョセフ教区で開催されました。これは、30以上のバタアン州のさまざまな地域からの指導たちだけでなく、活動的な州議会のNFBMメンバーが出席しました。連帯ミサの後、私たちは、多くの福島被災者や今後さらに増えるであろう被害者のために、その権利と正義が継続して果たされるよう、ジョセフ教区教会前でキャンドルを灯し祈りました。
 リーダーやメンバーへの私たちの呼びかけ(一部)は以下のとおりです。

 「2014年3月11日は、確かに3年経ったにもかかわらず、日本の地震と津波が福島の原子炉を破壊してしまったまま事故は終息していませんし、多くの日本の人たちは震災の影響で未だ動揺していることを、私たちは知っています。現在、34万人を超える人々が放射能難民となり、自分の家とそれまでの生活を放棄することを余儀なくされています。さらに悪いことに、原子力発電所の放射能はいまだに汚染水として太平洋に漏れ出ています。今回の災害は、ただただ原子炉は根本的に危険であることを、私たちに示しました。
 私たちは祈りをささげ、キャンドルを灯したように、自分たちの生活や地域社会を再構築するために前進してきた日本の私たちの仲間、兄弟姉妹に希望と連帯の挨拶を送ります。そのため、私たちは安全と核災害のない世界を再構築するためともに分かち合いましょう。」 "

140311 反核バタアン運動のミサ 02 - コピー (320x240).jpg
<ミサの様子>

 2)バタアン地区で新たな労働組合

 私たちは新しい労働組合の組織を始めています。上部団体を持たない独立系の労働組合として組織しています。組合代表選挙(Certification Election)の投票で勝利したのち、労働協約を締結することになっています。
 組合代表選挙の投票結果は、146名の登録された労働者のうち、労働組合に賛成99票、反対36票、棄権10票、無効1票でした。過半数の賛成を得たので、労働組合は労働雇用省と会社に承認されました。

 この労働組合名は、マリベレス発電所従業員組合(MPSEU)です。彼らは、GN電力マリベレス石炭発電所のなかで働いています。私たちが発電や操業自体に反対している石炭火力発電所です。しかし、労働力である彼らの働く力が、私たちAMBA/ BALAとともにその生活と権利を確保していくのはよいことです。

 今日、私たちは基本的なEDのセミナーで労働者たちを意見をまとめ、来月に締結が予定されている労働協約の準備をしています。

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