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あなたのノートPCのバッグを誰がどのようにつくっているか知っていますか? [フィリピン労働運動]

 「あなたのノートPCのバッグを、

  
誰がどのようにつくっているか知っていますか?」



 生き抜くための闘い

 デスクトップ社はLUとTaiグループ下の中国系会社です。衣服製造に従事し、もとはタルラック市テクノパークで起業しました。労働組合と経営者間の争いがあった時、ここバタアン自由貿易区FABに、デスクトップ・バッグ社という名で支社を設置しました。デルのようなノートパソコン用バッグ、コーチやMKのようなファッションバッグ、Targusのようなバックパック製造に従事し、3年間稼働してきましたし、またBOASTという名の別会社でBOSSのような靴製造へと拡張してきました。

 デスクトップ社は1,500名の労働者を雇いましたが、そのほとんどは、契約が5ヶ月から1年間延長の条件の下での採用でした。約20名の労働者が、契約終了(会社側理由)により解雇されるまでの最初のうちは、雇用関係は順調でした。

 しかし20名が解雇を通告されました。私たちのオフィス(マカバヤン―バタアン)の助けのもとに、労働者たちは国家労働関係委員会(NLRC:National Labor and Relation Committee)オフィスに、会社に対する訴訟を提起しました。そして現在まで、訴訟は控訴されたままです。

 控訴した後、デスクトップ社は契約労働者たちの解雇をやめ、従業員の50%に対し、労働者たちが会社に対し新たに訴訟を起こそうとしない限り、正規雇用労働者に採用すると言明しました。

 その一方で、2014年1月、デスクトップ社によれば、バイヤーであるDELL社とのトラブルにより、事業縮小しなければならないと言ってきました。新たに会社が契約労働者を雇っていることに正規労働者たちは気づいているにもかかわらず、会社側は正規労働者たちに事業縮小計画(それは正規労働者の解雇が主な内容)にサインするよう強要してきたのです。私たちが組織した労働者グループが、密かに労働雇用省(以下:DOLE)事務所を訪ね、デスクトップ社の縮小計画が本当なのかをDOLEが強制的に調査できるように、そして労働法に禁止されている労働者の「後入れ先出し」でないことを説明させるように、求めました。

 その週のうちに労働雇用省は会社を訪問しました。直後に同社は、彼らの事業縮小計画を停止し、労働者たちによって署名されたすべての書類や文書を無効と宣言しました。会社の事業縮小計画とは、正規労働者のすべてを削減し、代理店のマンパワーの下で契約労働者を再配置するものでした。会社側は、労働組合を組織するグループが背後にいて、計画を停止する引き金を引かせたことにすでに気づいています。なぜならば、会社は、EMC(従業員/経営者委員会:労働組合ではない親睦団体)を立ち上げたからです。EMCを労働者の不満のための最初の選択肢とし、労働組合をわきに追いやることを狙っています。

 デスクトップ社は労働組合を破壊する会社です、タルラック市で同社のグループ会社が何をしたか、私たちはよく知っています。会社側はEMC総会で組合結成に対する悪口、虚偽の宣伝を一杯しましたし、会社の経営状態は苦しいので労働組合の結成すると潰れると言いました。そのため多くの労働者は組合結成への賛同署名をすることを恐れています。

 しかし、会社内に労働組合結成の小さなグループがいますし、少しもへこたれていません。今もなお、組合結成を追求しています。

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