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教育社への抗議行動に参加 [現代日本の世相]

12月18日昼、教育社への抗議行動に参加
091218 教育者社前 抗議行動 新宿マインズタワー 002.jpg
  <12 月18日昼、新宿マインズタワービル前、㈱ニュートンへの抗議行動>


1) 教育社抗議行動に参加
 12月18日昼、新宿マインズタワービル前で、教育社労働組合の抗議行動があり参加しました。新宿駅南口からすぐのマインズタワーには㈱ニュートン、㈱ニュートンプレスが入っていますが、両社とも経営者は教育社社長・高森圭介、みどり夫妻です。80名ほどの参加者があり、社前で経営者・高森夫妻への抗議の声をあげました。

 教育社労働組合は1971年結成されましたが、結成以来高森社長は労働組合を敵視し、一次、二次、三次にわたる解雇、暴力職制による弾圧、別棟隔離就労など、38年間も執拗な労働者弾圧、労働組合破壊攻撃を続けています。
 労働者弾圧に奔走する高森社長は、経営をも悪化させてしまい、その挙句は賃金切り下げや分社化を行い、犠牲を労働者に転嫁してきました。さらには、賃金不払い、職場縮小などによって退職を強要しました。

 教育社労働組合は、賃金切り下げ、未払いに対し裁判に提訴し、いずれも勝利しました。賃金、退職金支払いを求めた裁判では八度にわたって、1億5千万円の支払いを命じる判決が出されましたが、高森社長は一切拒否しています。1億5千万円は労働組合員の未払い分ですが、組合員以外の労働者への未払い分を含めると、7億6千万円にも達してしまいます。高森社長は、最高裁の判決さえ無視しているのです。最高裁判決で勝利を勝ち取っても、資本家の無法は通ってしまう日本社会なのです。

 ㈱ニュートン、㈱ニュートンプレスでは、最近でも給料遅配が頻繁に起こったうえ、わずかな金額しか支払われず、ついには常態化しつつあります。組合員でない労働者も苦しんでいます。

2) 詐欺商法の経営
 ㈱ニュートンは、科学雑誌『Newton』を発行しており、新聞などで「Newton」名で広告を出し、資格試験用『合格保証TLTソフト』を販売しています。広告には「不合格なら全額返還」と記していますが、不合格になった人が返金を求めても、応じません。そのため、㈱ニュートンには、電話でのクレームが殺到し、ネット上や消費者生活センターにも抗議や苦情、相談が多数寄せられています。この「詐欺」は長年続いていますが、高森社長は、あらためようとはせず、なおりくりかえしおこなっています。

3) 教育社闘争に変わらぬ支援と連帯を
 教育社・高森社長は経営者としての最低のモラルも逸脱しているばかりか、法律違反を堂々と行っています。労働者、労働組合としては生活と尊厳のためには団結して闘っていく以外にありません。
 現在、日本社会は、新自由主義による「格差社会」化と世界的な経済危機で、失業者や不安定雇用低賃金労働者が増大しています。いわば多くの「仲間」がぞくぞくと生まれています。
 高森社長ほどではないにしても、労働者に犠牲を転嫁する経営者が増えています。労働組合組織率が低下し、告発されないことをいいことに、弱い者いじめの不法な経営が横行しつつあります。
 教育社労働者、労働組合の長年にわたる苦しみ、悩み、闘いは、生活破壊、権利剥奪に苦しむ現在の多くの労働者の苦しみ、悩み、闘いでもあります。教育社労働組合の粘り強い闘いが、新しい仲間のあいだに広がり、そして勝利することを望みます。そのためにこの先もずっと教育社労働組合の闘いとともにありたいと思います。(文責:玉)

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