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フィリピン日産労組ロデル副委員長を囲んで [フィリピン労働運動]

フィリピン日産労組ロデル副委員長を囲んで

<日産本社前の集会で、ロデル副委員長とエド委員長>

すこし遅くなりましたが、下記報告します。

1)4月1日、ロデル副委員長を囲んでの交流会
4月1日三鷹コミュニティセンターでフィリピン日産労組ロデル副委員長を囲んで交流会を持った。
フィリピン日産労組では2001年10月から11月にかけて、160名の労働者が解雇された。2001年12月5日フィリピン労働雇用省は、16名の執行委員の解雇は有効だが144名の組合員解雇は撤回せよと命令した。この労働雇用省決定にも問題はあるが、144名の解雇撤回命令にたち氏、フィリピン日産経営者は一貫して拒否するとともに、会社はさまざまな組合弾圧を行い、組合支持の組合員に嫌がらせを行ってきた。労働組合は門前にピケットラインを敷いてずっとその不当性を訴えてきた。
2006年6月21日フィリピン最高裁でもやはり144名の解雇が不当であると判決が出た。しかし日産経営者は最高裁への異議申立を行い、しかし却下された。それでも最高裁判決に従わず、更には25名の組合員に手切れ金支払いでの解決を提案してきた。労働雇用省による職場復帰の令状に対しても強制休暇で出社を拒否している。
フィリピン日産労組は、ラチがあかないので来日し、日本の日産本社へ解決を求め交渉に来た。3月30日、日産本社は交渉には応じ検討すると回答はしたので、とりあえずは今後の対応を見守るという状況。

2)交流会では、6年にも及ぶ闘争が組合員とその家族にとって如何に大変であったか語った。ロデル副委員長も会社のあるラグナでは生活できないので、奥さんは実家へかえり娘と暮らしているという。他の組合員も同じような困難に耐え闘争を継続している。会社に残った組合員は弾圧によって組合から離れ、いまは別の会社寄りの労働組合に入っている。ロデルさんたちの組合員は皆解雇されたメンバーだけとなった。組合員でもすでにほかで働いている人もいる。しかし、労働者の正当な権利を求めて闘い続けて、やっと最高裁の判決を勝ち取った。にもかかわらず、判決に従おうとしない日産経営者に本当に怒りを禁じえない、という。「日本の皆さんは、日産がフィリピンの法律を破り好き勝手している事実を知っているのだろうか。」

3)ロデル副委員長は、3月末から一週間、フィリピントヨタ労組を支援する会の招きで来日し、一緒に来日したフィリピントヨタ労組エド委員長とともに、日本での各行動を取り組んだ。


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