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フィリピンの政治的暗殺に対し抗議行動 [フィリピンで政治的暗殺が横行]


<5月22日、フィリピン大使館前>

 フィリピンの政治的暗殺に抗議し、5月22日午後7時、六本木のフィリピン大使館前でアムネスティ・インターナショナル・ジャパンが呼びかけた抗議の集会があり参加した。午後7時、集まった参加者40人、ひとりひとりが灯した蝋燭と一輪の花を手にもち、政治的暗殺についてアムネスティや賛同団体の報告と訴えを聞き、それから参加者全員で犠牲者に黙祷をささげた。アロヨ大統領に対する下記の共同声明を読み上げ大使館職員に手渡し静かに集会を終えた。この行動は名古屋、大阪でも同時に行われたそうだ。
 
 フィリピン大使館は六本木5丁目の少し路地を入った閑静なところにある。華やかな賑わい、大勢の人の行き交う六本木駅周辺を通りぬけ、行動後また戻ったが、こちらが「疎外感」を感じるほど別の世界のよう。

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To: グロリア・マカパガル・アロヨ大統領
CC: カルデロン国家警察長官
      エスペロン国軍参謀総長
      ゴンザレス司法長官
                              2007年5月22日

   政治的殺害に関する日本のNGO共同声明

 下記に署名する私たちNGOは、アロヨ大統領が就任した2001年以来、フィリピンにおいて政治的殺害が急増していることを深く懸念し、貴政府に問題解決を繰り返し求めてきました。

 私たちは、貴政府がメロ委員会の報告書を受けて去る2月に、軍の責任に関する調査や特別法廷の設置、証人保護プログラムの強化などを含む6項目の行動計画を発表したことを歓迎いたします。

 政治的殺害に関与した容疑で軍関係者の捜査が行われ、また住民への人権侵害で悪名高い首都貧困地区の民生部隊の撤退が決定されるなど、解決に向けて多少の前進があるものの、暗殺と強制的失踪の報道が今も絶えません。私たちがとりわけ懸念しているのは、1月14日から5月初旬の間に、55人の政治家と選挙候補者をはじめとして100人以上が殺されたと伝えられていることです。

 それゆえ私たちは、大統領、そしてフィリピン国家警察および国軍に、下記を改めて要請いたします。

・ 市民団体や個人の活動家を標的とした政策の採用を直ちに止めること
・ 政府のあらゆるレベルで、すべての政治的殺害を非難すること
・ 遅滞なく6項目の行動計画を実施すること
・ 国際基準に則って、政治的殺害の加害者を裁判にかけること

アムネスティ・インターナショナル日本
ヒューマンライツ・ナウ
WAYAWAYA
日本キリスト教協議会フィリピン委員会
フィリピンの政治的殺害を止める市民ネットワーク東京・横浜
フィリピンの政治的殺害を止める市民ネットワーク・名古屋
フィリピン移住者センター(FMC)
アムネスティ・インターナショナルわやグループ
フィリピン情報センター・ナゴヤ
関西フィリピン人権情報アクションセンター
フィリピンのこどもたちの未来のための運動(CFFC)
カスパル(CASPAR)

連絡先
アムネスティ・インターナショナル日本
101-0054 東京都千代田区神田錦町2-2 共同(新錦町)ビル4F
TEL. 03-3518-6777 FAX. 03-3518-6778


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