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この2007年、どんな闘いが待ち受けているか? [フィリピン労働運動]

アンバ・バーラから年頭のメッセージが届いていますので紹介します。
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この2007年、どんな闘いが待ち受けているか?

第一に、予想していたとおり、今年は困難だがやりがいのある年になるでしょう。というのは昨年、民間企業労働者だけでなく、教師のような公的労働者、政府関係労働者や、マリベレス水道地区従業員のような公共サービス部門労働者にとって、ひとつの法律が議会で承認され、既存の利益が削られると予想されるからです。それは昨年、国会開会中、二度議論された政府補償法です。この法はブルー・ボーイ・ネポモセノ下院議員とビコール州国家公務員任用委員会のジョセイ・サルセダ下院議員によって提案されました。
第二に、ここバタアン経済区の特に新たに組織された労働組合において、労働協約を何とかして締結させることです。記憶に新しいことですが、フィルコリア労働組合は組合代表選挙を終えたのに、オーナーが些細な金を労働者に与えて、会社を閉めると決めてしまいました。
ダイバーシフィード労働組合も同じような状況にあります。いまだ労働協約締結交渉中ですが、会社が生き残るためと称して、これまでの週6日労働を昨年は週2日稼動に変更し、私たちを納得させようとしています。もちろん日給だからその分、収入は減ります。(フィリピンでは、賃金や労働条件は、労働組合を結成し、会社に組合承認させ、労働協約に賃金や労働条件を規定し、これを労資で締結して、初めて確保されます。)
第三に、立法上最低賃金の昇給での戦いは、すべての民間企業労働者にとって非常にホットな話題です。フィリピン議会の従業員連合は125ペソ昇給法案を通過させ、現在は上院の手の上にあります。
政治家たちは、特に改選国会議員・上院議員たちは、最低賃金昇給よりも大量の一時解雇(レイオフ)に賛成するとフィリピン議会の従業員連合が指摘しているのですが、すべての選挙権のある国民からポイントを得たいがために、法案賛成者と認められるよう熱望しています。
第四に、資本家からの抑圧、本給の無払いは続くでしょう。最低賃金の未実施、組合破壊もまた労働者に対する資本家のいつもの扱いとして、ほぼ予想されます。
他方、多くの労働者は従順です。ですから、教育され、問題を喚起され、組織化され、結集される必要があります。
第五に、私たちは、問題の基本として、非政治的な連合や組織としてもっとスムーズに協力や提携するよう、もっと学ばなければなりません。

憲法改悪、軍による政治的暗殺、フィリピンへの米軍訪問協定とそれからまだ続いているニコールさんのレイプ事件など、全国的な問題があります。
アンバ・バーラ/エミリーとアナベル


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