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丸木美術館を訪れる [現代日本の世相]

丸木美術館を訪れる


美術館前にある丸木スマの像

10月14日、三鷹プロジェクトの呼びかけで25名が集まり、丸木美術館を訪れた。この8月、三鷹で丸木美術館支援のための「原爆の図」パネル展示が行われた。財政的に厳しくこのままでは運営が困難になるという訴えが丸木美術館からあり、パネル展示はこれに応えたもので、参加された方々から総額37万円の寄付を集め、美術館に渡すことができた。

ただ、パネルは本物の絵ではないので、やはり美術館に行きたいという声が参加された方からあがり、今回の企画になった。

秋晴れの一日であった。また美術館の周囲は自然が豊かで本当に良いところだ。ここの自然は、生家近くの太田川べりと似ており、丸木位里が好んだといわれる。

北朝鮮の核実験を口実として、中川昭一自民党政調会長、麻生太郎外相らが、日本の核武装化を示唆する発言を意図的に繰り返しており、非常に危険な道へと歩み出そうと企図している。決して「本音が漏れた」のではなく、意図的に発言し、明らかに国民の反応を測っている。

その議論は、日本支配層にとって損か得かという点に集中している。
反対の声も、「アメリカ政府の機嫌を損ねるから、今は時期が悪い」というものがほとんどであって、悲惨な被爆死、核戦争被害に反対する観点の主張が、きわめて少ないのは驚くべきことだ。

このようなときにこそ、丸木夫妻の「原爆の図」をはじめとする画業は、あらためてより多くの人びとに、若い世代に伝えられなければならない。

今後も丸木美術館支援は続けたい。


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tosiki

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by tosiki (2006-11-08 21:36) 

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