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フィリピン 人権被害の状況は今 [フィリピンで政治的暗殺が横行]

フィリピン 人権被害の状況は今
7月15日の集会

7月15日、フィリピンでの政治的「暗殺」が多発している実態を報告する集会があり参加。60人近く集まった。
2001年アロヨ政権発足以来、政治的「暗殺」が絶えない。特に2005年以降急増している。マニラではなく、地方の特に合法的な活動を行っている住民運動のリーダーやメンバー、ジャーナリスト、教会関係者、農民の殺害が目立つ。軍が計画を立てて実行しているのは明白。
竹見智恵子さんが、交流しているレイテで知り合いの住民リーダーが殺された体験を報告。一連の暗殺を実行しているのは軍のなかでも「スペシャリスト」であるホビト・パルパラン少将であることを指摘。パルパラン少将が、ミンドロ島→イラク→サマール・レイテ→中央ルソンと派遣地域が変わるたびに転任先で「暗殺」が急増する。スタイルはほとんど同じで「オートバイに乗った二人組みが乗りつけて銃で撃ったと逃走する、犯人はわからない」
環境NGOであるFriend of Earth Japan(FoE Jpan)の波多江秀枝さんは、5月16日に起きたマニラ北方パンガシナン州サンロケダムに反対している農民団体リーダーのホセ・ドトンさんの暗殺を報告。個人的に撮ったビデオも交えて、モンサント社からハイブリッド種と肥料を買わざるを得なくされて苦しい悪循環に追い込まれた農民たちの生活を何とか改善しようと語るドトンさんを紹介。朝は牛のえさをやる普通の農民生活を送りながら、農民の信頼も厚かったドトンさんであったとのこと。
農民の生活を破壊したサンロケダムは丸紅や関西電力がJBIC(日本輸出入銀行)を通じて投資で建設された。
7月19日、28日には外務省と交渉する。このような人権侵害の原因ともなっているプロジェクトへの日本からの公的資金供与をストップするように訴えている。署名も呼びかけている。連絡先:国際環境NGO FoE Japan、hatae@foejapan.org


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