フィリピン パンパンガ州アラヤット町を訪問、戦時性暴力被害者と交流 [フィリピン元「慰安婦」]
アラヤット ロラ・メネンさんの自宅で
フィリピン パンパンガ州アラヤット町を訪問、戦時性暴力被害者と交流
8月11日、ロラネット訪問団は、フィリピン パンパンガ州アラヤットも訪問しました。
富士山に似た形状のアラヤット山が見えます。小ぶりですが形のよい気品のある山です。
アラヤットには戦時性暴力被害者団体、ロラズカンパニェーラの支部があります。
ロラズカンパニェーラのおばあさんたちが被害者の一人であるメネンさんの自宅に集まってくれていました。
メネンさんの家族は被害の事実や日本政府に対する抗議活動に理解があることもうかがいました。集会や会合で話を聞く場合にはあまり考えませんでしたが、おばあさんたちの暮らしのなかで話を聞きました。被害のあったあとの結婚した経過など夫の写真を見ながらの話でしたので、よりわかった気がします。一つ一つの生活があったし、あることをあらためて思いました
3人のおばあさんから証言を聞きました。証言は準備してくれていたようです。
十分な時間がなかったのが残念でした。
話を聞きながら、おばあさんたちのそれぞれの被害事実を一つ一つきちんと記録しておく必要を感じました。
日本政府は「事実認定」すらしないのですから、なおさら被害の事実をはっきりさせておく必要があります。日本政府は歴史の真実が消え去ることを期待しています。
「道義的責任」は1990年代はじめにやっと認めたものの、「法的責任」は絶対に認めない立場をとっています。
「アジア女性基金」は、「道義的責任」に基づくものであり、民間からの善意の募金によって成り立っています。したがって、「アジア女性基金」は「日本政府の法的責任を認めない」立場からの対応なのです。
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