フィリピン パンパンガ州マパニケ村を訪問、戦時性暴力被害者と交流 [フィリピン元「慰安婦」]
黄色い衣装で踊るロラたち
フィリピン パンパンガ州マパニケ村を訪問、戦時性暴力被害者と交流
8月11日、ロラネット訪問団は、フィリピン パンパンガ州マパニケを訪問しました。現在、村には40数名の戦時性暴力被害者がおられます。1944年11月23日、日本軍の作戦時に被害を受けました。
ここはパンパンガ平原の真ん中、のどかな農村です。周りには見渡す限り水田とクリークが広がっています。幹線道路から村への道は舗装されていません。
被害者のおばあさんたちはわたしたちの訪問を歓迎してくれました。村ではおばあさんたちは尊敬され、また大切にされています。
マパニケのおばあさんたちは孤立していません。
10数年前にやっと被害の名乗りをあげ、またおばあさんたち同士で何度も話し合ったり、ダンスや歌を歌ったりして、長い時間をかけ精神的なリハビリを行い、また村人の理解をかちとり、このような状況を作り上げてきました。
当日は、4人の被害者から被害の証言を聞きました。
村の男たちが殺されたマパニケ小学校にある村民碑も訪れました。碑の下に村民の骨が埋められています。村民は日本軍によって小学校ごと焼かれたので誰の骨かわからず、まとめて埋めてあります。
昼食をいただき、ダンスを楽しみました。
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