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ノモンハン桜はどこへ行った(8) ホルステイン河 [ノモンハン旅行]


ホルステイン河跡

ノモンハン桜はどこへ行った(8)
ホルステイン河
ノモンハン集落から程近いところにホルステイン河がある。ほとんど高低差はないもののこのあたりは分水嶺であり、ノモンハン集落から西にホルステイン河は流れハルハ河に合流する。合流点は日本兵には「三つ又」と呼ばれた。激戦地域のひとつである。
訪れたのはホルステイン河の上流にあたり、水は干上がり、葦が一面を覆っていた。草原とは異なる、というのは地面は乾燥した泥地であり、植物も葦だけが茂る。ちょうど川幅を示すのであろう、20mから50m幅で葦原は続いているのである。ホルステイン河の下流、ハルハ河への合流地点は国境に近く近寄れなかった。

緩衝地帯を設けているので国境線から10kmまでしかガイドは連れていってくれない。そのため、ホルステイン河が完全に干上がっているのかどうかは確かめられなかった。
ノモンハン集落はちょうど水源に近く、現在すむ300人の集落が水をくみ上げるので干上がっているのではないだろうか。
強い風が一方向に吹き続ける。集落に人を見かけることはない。ノモンハンは人の声のしない風音だけが笛のように鳴リ続ける草原の集落だった。


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