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国際婦人デー2015 KAISA KA声明 [フィリピン労働運動]

「女性である私たちの生涯の安息は、闘いの成果に先にあります」
 
デリク・カベ

 
 国際婦人デー2015 KAISA KA声明:
女性の解放と人々の主権のための闘いを続けよう

 フィリピン女性は投票権をもち、また被選挙権も持っています。また、高等教育を受けることもできます。 しかし、私たちは本当に自由でありません。 女性のほとんどは貧しいままであり、生きていく上での多くの事々を改善していく機会を社会的に奪われています。 フィリピン女性は、不平等な関係に縛りつけられているのであり、それは不平等なフィリピン社会の一部でもあります。 それゆえ、フィリピン女性は心の底から喜ぶことができません。 今日のこの国際婦人デーに、女性たちは嘆き告発しなければならないのです。
 私たち、カイサカのメンバーは、しばしば女性たちほとんどを奴隷的条件で、海外で働かざるを得なくさせているベニグノ・アキノ三世政府の政策に抗議します。とともに、フィリピンとアジア太平洋の更なる軍事化を実行する米国の政策と方針は、より戦争に近い状態へと人々を導き、女性の保護を奪いより多くの危険を引き起こすことになります。カイサカはこの事態を告発し反対します。
 大統領の支持者たち、特にビジネスグループは、フィリピン経済のバラ色の未来を繰り返し宣伝しています。 「フィリピンはもはや、アジアの病人ではない」、「フィリピン経済は今では中国に続く、アジア第二のトラだ」。
 しかし、新自由主義者の方針とその容認のため、少しの労働者しかフィリピンに職を求めることができず、かなりの数の労働者は海外で仕事を探さざるを得ません。そして、何人かが麻薬と性的シンジケートによる人身売買の危険にさらされています。
 まるで米国大資本の利益と一体であるかのようにアキノ政権は、フィリピンとアジア太平洋のためにすべての米軍方針とプログラムを無条件に受け入れました。

 アキノ政府は、フィリピンが米国の戦争に引きずり込まれ侵略戦争の前線となる、かつての古い「米比相互防衛条約」を米国が行使するのが明確であるのもかかわらず、米比軍訪問協定(VFA)の解除を拒否しています。 アキノ政権は、フィリピンに米軍と軍需品配備を指示する米比相互防衛協定(以下:EDCA)さえ承認しました。
 私たちは最近、米国の軍事的措置に基づく悲痛な影響を経験しました。フィリピン人ジェニファー・ロードの恐ろしい殺害と、被告である米海兵隊伍長ジョセフ・スコット・ペンバートンを米国が保護しフィリピン政府がすぐに了解したという経過は、フィリピン政府が屈辱的なひどい処置をとったというだけでなく、EDCAのもと大挙してくる米兵士がフィリピン女性にもたらす脅威を示しています。
 米国は、ミンダナオのママサパノでPNP-SAFが実行する作戦でどれだけ多くの夫を失た女性や孤児を生み出すか、それが和平プロセスを侵害するかどうか気にかけませんでした。
 すべては米国の利益のため保険でした、米国自体が自身の必要のためテロリストのグループを支持しているのであり、テロリズムを根絶するわけではありません、しかし、米国民にポジティブな何かを見せるために、テロに対する戦争を装っているのです。 ミンダナオ-スールーの現在の戦争の時、米国が指示し30,000人以上の女性、子供たちと高齢者を移住させたことなど、米国は一切気にとめていません。
 すべての女性は、米国によってフィリピンと全アジア太平洋の軍事化と戦うために団結しなければなりません。私たちは、唯一の超大国・米国に従い女性やそのほかの人々を危険にさらす、フィリピン政府に反対する必要があります。社会の他の抑圧されているセクターと多くの人々との団結でなされる女性の協働した行動こそが、女性の保護を確保するでしょう。
 女性の解放へ! 
 人々の主権を訴えます!
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