ピースサイクル ハンジン労働者について [フィリピン労働運動]
2011フィリピンピースサイクルの課題の一つ、ハンジン労働者問題に対するポジションペーパーです。
人々の安全と平和なアジアのために、肩を組もう
詳細についての連絡先: アルフィー・アリピオ、ハンジン・フィリピン労働組合委員長 (0920 825 4298)
PEACE CYCLE 2011 ポジションペーパー: ハンジン労働者について
<ハンジン造船所門前で、ピースサイクルのメンバー>
2010年、造船業の寡占化は進み、90%以上は、4カ国集中しております。 韓国(40.9%)、中国(35.4%)、日本(13.1%)、EU(1.8%)。 造船業は、世界的な恐慌と景気失速で、厳しい影響を受けており、また回復が遅いままです。
韓国のグローバル企業・韓進、またはハンジン重工業フィリピン(以下;HHIC-Ph)は、サンバレス州スービックで操業を続けています。2006年には労働者数9,000名でしたが、現在ではおよそ20,000人を超えております。 このいわゆるこの「高度に先進的な」造船施設では、フィリピン労働者は、韓国のハンジン労働者の1/10の賃金で済むのです。
そして、私たちのハンジン・フィリピン労働者は、韓国韓進の組織労働者と異なり、造船所の中にある約40社の下請け企業のあいだを、契約労働者としてある下請から別の下請けへと日々シャッフルされ、移動され続けています。労働者を分断支配するシステムです。「高度に先進的な」システムです。事実上、意味するのは、永久的な契約労働者化、労働者の無権利化です。
労働者に影響する他の問題は、以下の通りです。
●致命的な事故、労働安全衛生基準違反
――造船所はそれ自体危険なところです。 それに加えて安全機械装置や労働者それぞれの安全保護具が十分でないといったような、ハンジン社の特有の労働安全衛生に対する怠慢、不行き届きがあります。 常駐の医師もいなければ、適切な医療設備もありません。
●労働組合弾圧
――経営者側は、安全衛生の通知を発行し、「労働安全衛生規則違反」の理由で60名もの労働者を解雇しました。ほとんどは、労働組合役員や活動的なメンバーでした。安全衛生の通達は、組合に対する弾圧への口実になりました。
●ひどい扱い、酷使
―― フィリピン人の労働者たちは、韓国人の管理職、仕事仲間から、平手打ち、頭やヘルメットへのパンチ、蹴り、暴言という扱いを経験しています。
<スービック町のいくつかの場所をサイクリングでまわり、ハンジンの労災事故多発、解雇を告発、労働組合支援を訴える>
ハンジン労働者たちは労働者協会と同じように、労働雇用省にハンジン労働組合の労働組合登録の承認問題を解決させるために、他のセクターからの支援を求めました。
また、韓国における私たちの仲間、韓進労働組合と組合員は、同じように攻撃にさらされています。 韓国・韓進重工業建設会社は、釜山工場と蔚山工場を閉鎖しました。 釜山造船所は、5カ月のストライキと2カ月のゼネラルストライキの後の2月14日に、閉鎖しました。ストライキは、昨年12月400名の解雇を発表されたことで起きました。
全世界的な恐慌、経済的危機が激化するとき、労働者権利に対する攻撃も激化すると、私たちは確信しています。 アメリカでは、労働者の労働条件と利益は団体交渉で解決するという国際的に認められた労働者の権利を、はぎとる立法を共和党が提示しています。われわれそのような権利が、仮に踏みにじられるなら、経済的な権利を決して確保できないと、私たちはすべての労働者に訴えます。 物乞いを強制されることになるのであり、ただ連帯することだけが私たちを勝利への希望へと導くのです。
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主催・呼びかけ団体:
・KPD(Kilusan para sa Pambansang Deemokrasia)
・三多摩・ピースサイクルネットワーク日本
人々の安全と平和なアジアのために、肩を組もう
詳細についての連絡先: アルフィー・アリピオ、ハンジン・フィリピン労働組合委員長 (0920 825 4298)
PEACE CYCLE 2011 ポジションペーパー: ハンジン労働者について
2011年3月
<ハンジン造船所門前で、ピースサイクルのメンバー>
2010年、造船業の寡占化は進み、90%以上は、4カ国集中しております。 韓国(40.9%)、中国(35.4%)、日本(13.1%)、EU(1.8%)。 造船業は、世界的な恐慌と景気失速で、厳しい影響を受けており、また回復が遅いままです。
韓国のグローバル企業・韓進、またはハンジン重工業フィリピン(以下;HHIC-Ph)は、サンバレス州スービックで操業を続けています。2006年には労働者数9,000名でしたが、現在ではおよそ20,000人を超えております。 このいわゆるこの「高度に先進的な」造船施設では、フィリピン労働者は、韓国のハンジン労働者の1/10の賃金で済むのです。
そして、私たちのハンジン・フィリピン労働者は、韓国韓進の組織労働者と異なり、造船所の中にある約40社の下請け企業のあいだを、契約労働者としてある下請から別の下請けへと日々シャッフルされ、移動され続けています。労働者を分断支配するシステムです。「高度に先進的な」システムです。事実上、意味するのは、永久的な契約労働者化、労働者の無権利化です。
労働者に影響する他の問題は、以下の通りです。
●致命的な事故、労働安全衛生基準違反
――造船所はそれ自体危険なところです。 それに加えて安全機械装置や労働者それぞれの安全保護具が十分でないといったような、ハンジン社の特有の労働安全衛生に対する怠慢、不行き届きがあります。 常駐の医師もいなければ、適切な医療設備もありません。
●労働組合弾圧
――経営者側は、安全衛生の通知を発行し、「労働安全衛生規則違反」の理由で60名もの労働者を解雇しました。ほとんどは、労働組合役員や活動的なメンバーでした。安全衛生の通達は、組合に対する弾圧への口実になりました。
●ひどい扱い、酷使
―― フィリピン人の労働者たちは、韓国人の管理職、仕事仲間から、平手打ち、頭やヘルメットへのパンチ、蹴り、暴言という扱いを経験しています。
<スービック町のいくつかの場所をサイクリングでまわり、ハンジンの労災事故多発、解雇を告発、労働組合支援を訴える>
ハンジン労働者たちは労働者協会と同じように、労働雇用省にハンジン労働組合の労働組合登録の承認問題を解決させるために、他のセクターからの支援を求めました。
また、韓国における私たちの仲間、韓進労働組合と組合員は、同じように攻撃にさらされています。 韓国・韓進重工業建設会社は、釜山工場と蔚山工場を閉鎖しました。 釜山造船所は、5カ月のストライキと2カ月のゼネラルストライキの後の2月14日に、閉鎖しました。ストライキは、昨年12月400名の解雇を発表されたことで起きました。
全世界的な恐慌、経済的危機が激化するとき、労働者権利に対する攻撃も激化すると、私たちは確信しています。 アメリカでは、労働者の労働条件と利益は団体交渉で解決するという国際的に認められた労働者の権利を、はぎとる立法を共和党が提示しています。われわれそのような権利が、仮に踏みにじられるなら、経済的な権利を決して確保できないと、私たちはすべての労働者に訴えます。 物乞いを強制されることになるのであり、ただ連帯することだけが私たちを勝利への希望へと導くのです。
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主催・呼びかけ団体:
・KPD(Kilusan para sa Pambansang Deemokrasia)
・三多摩・ピースサイクルネットワーク日本
#22-リベルタ通りバランガイ、ハイウェイ聖丘、マンダルーヨング市、フィリピン
Tel/Fax: (+632) 7173262 メール: peacecycle.pilipinas@gmail.com
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