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反トヨタ世界キャンペーン、愛知トヨタ本社への抗議行動 [フィリピントヨタ労組]

反トヨタ世界キャンペーン、愛知トヨタ本社への抗議行動

(9月10日、トヨタ愛知本社前で、フィリピントヨタ労組ヴェル書記長)

 9月9日(日)、10日(月)、フィリピントヨタ支援、愛知行動に参加した。
 フィリピントヨタ労組ヴェル書記長とフィリピン日産労組ロデル副委員長を招き、反トヨタ世界キャンペーンの一環として、日本でのトヨタ本社への交渉、抗議活動が取り組まれた。
 9日午後、名古屋駅前で、フィリピントヨタ労組の解雇撤回を求めるビラを配布し、通行人に訴えた。名古屋駅前には、47階建て通称「ミッドランドスクエア」ビルができ、23階から40階までを「トヨタ名古屋オフィス」が占拠する。ここにトヨタの内外の営業部門が集約され、営業部門3000人が働く。 
 駅前での情宣行動には、愛知だけではなく、関東・関西から支援者など計70名が参加した。フィリピントヨタでの233名解雇がそもそも不当であること、国際労働機構ILOから勧告されているにもかかわらず、一向に解決しようとしないトヨタの態度を告発するビラを配布した。きれいな現代的な「ミッドランドスクエア」ビルに移っても、トヨタのフィリピンでの汚い手口と不法な振舞いは消えない。
 ビラまきの後、JR名古屋駅前から、高島屋や名鉄百貨店などがある名古屋で最も人出の多い場所で駅前をプラカード、のぼりを掲げ行進。夕刻、豊田市に移動して「豊田地区フィリピントヨタ労組連帯交流集会」に参加。
10日は、トヨタの二交代勤務早番出勤にあわせ、早朝5時半よりトヨタの上郷、三好、元町の3工場に出勤する労働者に、7時半からは、本社工場の各門前に移り社員に、ビラ入れ情宣を行った。本社社員のビラ受け取りはあいかわらずよくはなかったが、工場勤務者は以前にくらべよく受け取った。派遣社員・契約社員が多くなっているからだろうし、フィリピントヨタ解雇問題を表立って正当だと、社員に言い切れないからでもあるだろう。工場内外には社員用の駐車場があってほとんどの社員がぞくぞくと車で通勤してくる。
 午前9時より本社前で、抗議集会と申入れ交渉を行った。フィリピントヨタ労組ヴェル書記長は、「フィリピントヨタ社は最高裁判決、ILO勧告にも従っていない、逆に御用組合を作り、でっち上げの労働協約を結び、闘いを妨害している。われわれの要求を日本のトヨタ社に受け入れさせ、解雇撤回、職場復帰を実現したい」と述べた。
 そして、ヴェル書記長を含む6名の交渉団が本社内へ入った。トヨタ社は交渉を拒否はしないものの、「現地のことは現地で」という従来の態度を変えなかった。シュプレヒコールを上げ、行動を終了した。
 今回の行動では、愛知現地の全トヨタ労組(若月委員長)が、「同じトヨタで働く労働者として、フィリピントヨタ労組支援に参加し、自分たちのできることを取り組みたい」と真摯に訴えられた言葉が、とくに印象深く残っている。
 
 9月12日には、東京総行動の一つとして、トヨタ東京本社に抗議行動と交渉を行った。この同じ日、フィリピンでもフィリピントヨタ労組が日本大使館前で抗議行動を取り組んだ。


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