2007ピースサイクルの報告 [フィリピン元「慰安婦」]
2007ピースサイクルの報告
<3月3日、現地サイクリストと共に、「赤い家」の前で>
2007ピースサイクルは、3月1日から9日までフィリピン・ルソン島中央部、マニラ→マパニケ→アラヤット→クラーク→オロンガポのコースを走りました。部分参加も含めて日本人9名が参加し、各行程には多数の現地サイクリストが参加してくれました。毎年参加してくれるサイクリストもいます。
元「慰安婦」のロラたちを訪問しました。マパニケはすでに何度も訪れ故郷のようです。アラヤットでは多くのおばあさんが町民会館に集まってくれていました。ケソンのロラズハウスも訪れました。ちょうど3月1日「慰安婦を強制連行した証拠はない」という安倍発言があり、ロラたちは怒っていました。「われわれが証拠そのものである」と皆声をそろえて安倍発言と日本政府を告発しました。
3月8日には国際婦人デーのデモにも参加し、スービックレイプ事件を告発し続けているタクスフォーススービックレイプの人たちと交流しました。現代の「慰安婦」であると指摘していました。まったくその通りです。
また不平等条約である日比経済連携協定(JPEPA)締結がフィリピンでは大きな問題になっていました。日本による「第二の侵略」であるとフォーラムで報告されました。
2007ピースサイクルの課題は、私たちが日本へ帰ってから引き続き取り組まなければならない課題でもあります。今年のピースサイクルは、テーマからしても日比共通の課題を掲げ、日本での運動とフィリピンでの運動がより一体になったと感じました。
いろんな団体を訪問し、意見交換できました。2007ピースサイクルを成功裏に終えることができたのは、現地受け入れ団体であるKPD,カイサカによる事前の準備によるところが大きく、感謝しています。
なお、報告集も準備中です。(文責:平田)
コメント 0