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米兵による横浜タクシー乗り逃げ、暴行事件 [米兵によるレイプ事件、犯罪]

米兵による横浜タクシー乗り逃げ、暴行事件

 2006年9月17日午前6時25分頃、JR横浜駅東口のバスターミナル付近で事件は起きた。米兵ら男女6人がタクシー2台に分乗し、横浜駅前で降りた際に、一台目に乗っていた4人が料金約2千円を払わずに立ち去ろうとしたため、運転手・田畑さん(60歳)が一人を呼びとめ抗議したところ、同乗していた米兵が田畑さんの顔を殴った。血を流しながらもさらに抗議すると背負い投げで投げられた。田畑さんは鼻骨が陥没する全治一ヶ月の怪我を負った。近くにいた人から、「タクシー運転手が外国人に殴られた」と警察に通報があり、戸部署は犯人の米兵をつかまえた。

 問題はこの後である。警察は犯人の米兵ひとりを捕まえたにもかかわらず、田畑さんの被害届をうけつけなかった。担当の警察官は、田畑さんが料金支払いを求め呼び止めた際、犯人の身体に触ったことをもって「外国では正当防衛になるから被害に当たらない」として被害届を受け取らないと言い張った。納得のいかない田端さんは弁護士とも相談し、再度戸部署に足を運び抗議の末、やっと被害届を受理させた。
 更に、検察庁は起訴することを渋った。犯人らは米軍横須賀基地所属の米兵であるが、被害者である田畑さんに、米兵の写真を見せて犯人の犯人米兵4人はどの人物か特定せよと迫った。しかし田畑さんは写真を見ただけでは黒人米兵たちはどれも同じように見えて、共犯の二人を特定できなかった。検察は、「田畑さんの記憶だけが頼りなんだからね。田端さんが特定できないなら、起訴はできない。」と発言した。まるで被害者のせいであるかのような、まったくやる気のない態度をとった。
 被害者と弁護士、自由法曹団の度重なる抗議もあって、横浜地検は重い腰を上げやっと起訴するに至った。田畑さんを殴った米兵は容疑を否認し、また共犯の二名の米兵はいまだ特定できていない、そんな状態のまま起訴になっている。

 3月1日(木)午前10時、横浜地裁、406号法廷で第一回公判が行われる。勇気を持って告発した田畑さんを支援するためにも、頻発する米兵犯罪を許さないためにも、この事件の動向に注目する必要がある。

 日本の警察も検察も、米兵犯罪の摘発には、まったくやる気がない。それは、日米安保条約による日米両政府の関係から来ていて、何度も何度も繰り返されている。


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