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「生きているうちに、正義を!」 フィリピン元「慰安婦」を救え! [フィリピン元「慰安婦」]

フィリピンの女性団体カイサカから、8月9日のフィリピン元「慰安婦」被害者救援、世界同時行動に際して「声明」が送られてきましたので翻訳し、転載します。
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女性団体カイサカ、新聞発表2006年8月9日
バージー・スアレス・ピンラック弁護士、カイサカ・スポークスパーソン
ピンラック弁護士

「生きているうちに、正義を!」

戦闘的な女性たちが第2次世界大戦の「慰安婦」の正義の叫びに加わる。

元「慰安婦」救済の訴えの10周年記念と一致するこの日に、私たちは協同した行動をとっているが、これはアジアじゅうの元「慰安婦」の叫び声である。

アジアの200,000人を超える女性たちが、1940年から1945年まで続いた日本帝国主義の帝国主義戦争の犠牲者である。組織的なレイプ、何千人ものアジア女性の虐待。これら女性と子供ら非戦闘員への攻撃は、「敵を弱め、辱める」第2次世界大戦における日本の戦争戦略の一部として行われた。

もちろんのこと、レイプや虐待被害女性のうちほんの少数の人は、話す勇気を持っていたけれども、これらの勇敢な人たちは、正義を実現する前に亡くなりつつある。
名乗り出た女性たち、フィリピン元「慰安婦」団体・マラヤロラズのロラ(おばあさん)たちのうち、すでに28人以上が亡くなり、半数近くの人たちは病いのため、手助けなしにはほとんど行動することができない。

第二次世界大戦が終わり61年たったが、日本政府は「慰安婦」に対する責任をいまだ認めていないし、まして自らが関与したその残虐行為を受けた人たちの正義回復のために、何の手立てもとろうとしていない。
そして今や、日本政府は、必要な時に他国の領土を侵略することができるように、憲法の平和条項の修正と、自衛隊の再編によって、再び攻撃的、侵略的姿勢をとろうとする徴候を見せている。

同時に、日本の次世代の人々は、「慰安婦」問題や第2次世界大戦での他の残虐行為などの歴史を知らずに育ってきた。

そのことが私たちを慎重にさせ、戦争志向の日本の復活を許せなくさせているのだ。

破壊された遺骸と壊された命で満たされた苦い過去を、繰り返さないようにしよう。

私たちは、元「慰安婦」の正義回復を望む!
私たちは、侵略戦争の犠牲者の正義回復を望む!


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