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また新たな女性リーダーが暗殺された [フィリピンで政治的暗殺が横行]

フィリピンでまた民主団体のリーダーが殺されました。今年に入って暗殺された人数は20人をすでに越えました。
フィリピンの女性団体カイサカから、暗殺を糾弾する声明(プレスリリース)が送られてきましたので掲載します。
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スービック・レイプ事件、3月24日、オロンガポ市での抗議行動

プレス・リリース  2006年5月19日
バージー・スアレス・ピンラック弁護士、カイサカ副議長

女性グループは、バターンにおける倒れた同僚の死を深く悲しむ。
国中に広がっている女性リーダーの殺害について、グロリア・マカパガル・アロヨ大統領を強く非難する。

「私たちは、罪といえば人々を守り奉仕する仕事を愛しただけの女性リーダーが、殺害されたことを深く悲しむがゆえに、国中にわたって女性リーダーたちの殺害を容認しすべてのフィリピン女性を裏切っているもう一人の女性、グロリア・マカパガル・アロヨ大統領を強く非難する。」
これは、昨日(5月18日)のバターン州カイサカのリーダーであるアナリザ・アバナドール・ガンディアの殺害を糾弾する、弁護士でありかつ女性団体カイサカ副議長であるバージー・スアレス・ピンラック氏の声明である。
アナリザ・アバナドール・ガンディアは35歳で、2人の子供への母であり、農民オルガナイザーの妻であり、カイサカ・バターンのリーダーであり、KPD(民族民主運動)のメンバーであった。彼女は、バランガ市の職場で昨日、5月18日に午後4時から5時にかけて銃で撃たれた。
目撃者たちは、二人の男がオートバイを降りて、ダッキ・ショップに入ったのがアバナドール・ガンディアを見た最後だと証言している。アナリザはこの店で働いていた。そして銃声が聞こえた。アナリザは、頭に二発、およびボディ二発、計四発の弾丸を受けて死んでいるのが発見された。

「合法組織のリーダーの殺害は、中央ルソンだけでなく国中にわたって脅しとなっている。ミンドロ島や東サマールでの無法地帯テロの責任を負うべきホビト・パルパラン国軍准将が中央ルソン司令官に配属されて以来ずっと、この暗殺が続いている」とピンラック弁護士は言った。

「母であり女性オルガナイザーであるアナリザの殺害は、グロリア・マカパガル・アロヨ大統領を最高司令官とするこの政権、特に軍隊こそが、本当のテロリストであることを証明している。グロリア・マカパガル・アロヨ大統領は、暗殺を含むは悪名高い人権侵害を引き起こす国家非常事態宣言や先制対応(CPR)という純然たる軍事力を行使している。軍隊、警察、およびこれに準じた軍隊グループは継続的に関与しているが、常に刑事免訴されている。」
「私たちは、この抑圧的なアロヨの権力を保持するために母を殺し孤児を作り出すグロリア・マカパガル・アロヨ大統領の支配体制を廃絶する闘いを、やめることはない。私たちはアナリザとキャシー・アルカンタラの正義のため批判の声をあげる」とピンラック弁護士は言明した。

キャシー・アルカンタラ(バターン州)、オーディ・ルセロ(バターン州)、トニー・アドリアレス(パンパンガ州)、およびレムス・マグラサン(ネグロス州・オクシデンタル)たちもまた、軍隊からきたと認められる武装した男たちによって撃ち殺された。
アナリザは2005年12月から数えると5人目の犠牲者である。
暗殺されたすべての犠牲者の正義を取り戻せ。


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