SSブログ

スービックでのレイプ事件 [米兵によるレイプ事件、犯罪]

スービックでのレイプ事件
マカティでのデモ、3月8日

今回フィリピンを訪問したときに、2005年11月スービックで米海兵隊6人によるレイプ事件が問題になっておりました。3月8日国際婦人デーでは米兵によるレイプ告発がメインスローガンの一つでした。ちょうど訪問していた3月6日、被害者が支援者との説得で名乗りをあげました。担当の弁護士とも会いました。支援グループはさまざまな団体が名を連ねており共同して支援する態勢のようです。
弁護士としてはフィリピンでの裁判闘争をも検討しているようで、フィリピン人ドライバーの証言なども準備されているようです。米軍は加害者6名を現在もなおフィリピン米大使館内に「確保」していて、犯人のフィリピン警察への引渡しには応じていません。フィリピン政府は犯人引渡しを一応は要求しています。なお、この6名は沖縄から来た海兵隊員であるとのことです。
沖縄で起きたレイプ事件、今も起きていますが、同じ構造であり同じ関係が存在しています。特に今回は、沖縄から来た海兵隊員のしわざということで、このつながりを感じさせます。「ノーレイプ、ノーベース」がスローガンになっています。

「海兵隊の演習場所として、フィリピンは広大な土地があり演習に適している。国内治安出動の演習が成功裏に実施できた」とバリカタン演習を担当したフィリピン側司令官リム准将はコメントしています。
フィリピンでは憲法では外国の基地をおくことを禁じていますが、VFA(Visiting Force Agreement)協定(軍隊相互訪問協定)によって、演習を可能にしています。実際には期間は定められておらず、米軍は自由にフィリピンを訪問でき、常駐に似た態勢をとっています。また、「外国の基地をおくことを禁じる」憲法条項の改正をアロヨ政権は狙っています。
クラーク基地跡は経済区になっていますが、ロッキード・マーチン社も進出しており、戦闘機の整備・修理が可能な態勢も整いつつあります。

米軍にとって沖縄とフィリピンの関係はより機動的に対応するための態勢が着々と準備され、密接になっています。
反基地側も密接な関係をもたなければならないと思いました。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。