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NHKによる改ざん裁判  [元「慰安婦」問題]

女性国際戦犯法廷のことをNHKで番組作成しましたが、内容を改ざんされました。
中川昭一、安倍晋三などの政治家から介入がありました。
「内容改ざん」を追及するため裁判に訴えています。

NHK職員の長井暁さんが、12月21日、法廷で証言しました。
この証言についてNさんから報告をもらいましたので、ここに載せます。

NHK裁判が山場!! NHK改ざん裁判 NHK職員・長井暁さんの証言        

 
今日のNHK裁判は長井暁さんの証人尋問でした。多くの皆様、傍聴、そし
て報告集会に駆けつけてくださり、ありがとうございました。傍聴に外れた皆
様、申し訳ありませんでした。皆様のご支援に、心から感謝いたします。

 証人尋問は午後1:30~5:00までという長丁場でしたが、大変重要な証言が
沢山なされました。また、長井さんの勇気ある証言に、傍聴席が涙に包まれ
る場面が何度もありました。
 「なぜ、コンプライアンスに通報する決意をしたのか?」という質問に対して、
長井さんはこう話されました。
「裁判の一審で、NHKは編集過程を明らかにすることを拒絶し、編集過程を
隠蔽したまま司法の判断を仰ごうとした。私はバウネツトを勝たせるつもりも、
NHKを負けさせるつもりもない。事実を明らかにして司法の判断を仰いでほし
かった。それで、コンプライアンスに通報した」
「私もずっと葛藤があった。NHKの職員として、NHKのマイナスになることを言
っていいのかと。しかし、私が最終的に判断したのは、もし、ここで言わなけれ
ば私は一生後悔して生きることになると思った。組織人としては正しくないかも
しれないが、人間として生きようと思った」
「私はNHKを愛している。日本において公共放送は大事。何とかNHKが信頼を
回復して立ち直ってほしいと思った」」と。
 長井さんは、一貫して毅然とした態度で証言されました。永井さんの固い決
意は、この言葉に言い尽くされていると思いました。

 証言で印象的だった内容は、
・1月29日に伊東番組局長の部屋に長井さんと永田さん、吉岡さんが入ってい
 った時に、伊東さんが「もうすぐ松尾さんと野島さんが永田町から帰ってくるの
 で、試写をする」と言った。←これは、永田町から松尾さんまたは野島さんから
 電話か何かで試写をするという連絡があったからだろうと思います。
・この時に、伊東さんは「今、NHKは政治とは闘えない。天皇有罪とかは一切な
 しにして」と語った。 
・試写後、松尾さんが「4人で話そう」と言ったので、長井さんと永田さんは部屋か
 ら退席。長井さんは作業に戻り、永田さんは部屋の外のソファーで待機してい
 た。 ←前回、松尾さんは、2人が部屋から出たのは「自然に」とか「疲れていた
 のだろう」といったが、それが嘘だったことが判明。
・永田さんに具体的な指示をしたのは野島さん。普通であれば編集の指示は吉
 岡部長がやるべきもの。それを、吉岡氏でも松尾氏でも伊東氏でもなく、編集
 に全く関与していない国会担当の野島さんが指示したことは異常。吉岡さんは
 野島さんの指示に反発したので、永田さんに伝えることを拒否したのだと思う。
・野島さんは、「慰安婦」はビジネスということにしてくれと指示。永田さんは「でき
 ない」と。しかし、コメントを作りなおした。
・「毒を食らわば皿まで」と野島氏が言ったと、永田さんから聞いた。
・(指示のように編集したため)番組としての体を為さなくなった。
・指示されたのは結局は、「慰安婦」の存在を消す。「慰安婦」制度に対する
 日本軍の組織的関与。 「法廷」の判決。日本政府の対応ということだった。
・1/30は、永田さんが野島さんと電話でやり取りしていた。
・ミックスダウンの途中、松尾さんから電話。吉岡さんが呼び出された。しばらくして
 吉岡さんから永田さんに電話。中国と東ティモールの被害者の紹介と証言、元日
 本兵の加害証言を切れという指示だった。私は絶対に切るべきではないと思った。
 前日、(カット)指示を受け入れたのは、まだ、元「慰安婦」の証言が残っていたから。
 そこを切られたらだめだと思った。
・松尾さんに再考を促してほしいと吉岡さんが松尾さんの部屋に行ったが、松尾さん
 は「これは経営判断だ」と言われたという。吉岡さんは「言われた通りにやってくれ」
 と、私たちに懇願した。永田さんが松尾さんのところに行ったら、伊東さんと野島さん
 がいた。松尾さんは「放送に対する責任は私がとる」と。野島さんは「君が真面目で
 一所懸命なのは分るが、これは決まったこと」と言われた。
・長井さんは日放労に電話をしたが、今まで全く情報をもらっていなかったので、今す
 ぐ行動することは難しいといわれた。
・このことが起きた時、我々は闘うことができなかった。二度とこういうこと
を起こさないため、この番組に関す資料やテープは残しておこうと思った。
 残してある資料は、
 44分のテープと台本。 ・・・放送しようと思っていたテープ。1/28のもの。
                   これが課題達成のビデオ
 43分のテープと台本。
 40分のテープと台本。る情報は ・・・放送されたテープ

 また、新たに分ったのは、
・政治家に対応するための「対応マニュアル」を作ったこと。内容は永田さんが書いた
 ものを(誰かが)まとめたもの。
・指示された部分を書き込んだ台本がある。
・番組が了解された部長会議には、伊東さんも出席している。番組は、提案に添った
 ものとして作られていた。
・(松尾さんは、前回、編集責任はNEP21の林さんと言ったが)、編集責任は永田さん。
 補佐は長井さん。最終判断の最終編集責任は吉岡さん。
・伊東さんと松尾さんの意見は「天皇有罪は止めて」というだけ。それ以外の具体的な
 方針は持っていなかった。
・(吉岡陳述には、野島さんが永田さんに伝えたことは記憶にないとあるが)それは嘘。
 そう書けと頼まれたという。
・自分が作ってきたETVでこのようなことは初めて。
・(中川昭一氏が会長で、安倍晋三氏が事務局長をしていた「若手議員の会」発行の本にあ
 る国会議員の名前を伊東さんが指差して)
「この人たちよ。私は今、大変なのよ」と言った。

 次回裁判は1月27日午前11:30~です。これからが本当の勝負です。
 どうぞ、今後とも大きなご支援をお願いします。


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