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吉ハルモニが橋下発言を批判! [元「慰安婦」問題]

 吉ハルモニが橋下発言を批判!
 ―――5月18日、広島県福山市で日本軍「慰安婦」被害者証言集会―――

 5月18日(土)、福山市で、「慰安婦」被害者証言集会があり、参加しました。70名ほど参加がありました。5月13日の大阪・橋下市長の暴言があった直後で、証言者も、参加者も、橋下市長の発言への、怒りと批判を口にしました。

 吉元玉ハルモニが、被害を証言しました。そのなかで橋下市長の発言にも言い及びました。「私は私のような被害をなくすことを願い、証言しています。それなのに日本人のなかには、聞くに堪えないとんでもないことを言う人がいます。過ちを犯したなら、キチンと事実を認めて、きちんと謝罪すべきです、にもかかわらず、被害者が今生きているにもかかわらず、ひどい言葉で被害者の心を傷つけるのです」と発言されました。

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<5月18日、広島県福山市の証言集会で発言する吉元玉(キル・ウォノク)ハルモニ>

 梁澄子さん(日本軍「慰安婦」問題全国ネットワーク共同代表)が講演されました。はからずも、橋下市長の発言への全面的な批判になりました。
 橋下市長は5月13日発言では、「「慰安婦」制度は必要」と話していたのが、その後、「当時の人たちが必要だったと思っていた」と訂正、そのあと、「戦争を遂行する男たちに…慰安が必要なことは理解できる、けれども自分は容認者ではない」と変わりつつあります。
 他方で、「第2次世界大戦当時、各国とも同じことをしていたのに、日本だけが非難されるのはおかしい」という責任逃れの理屈を述べ、「どうして日本だけ非難されるのか!それは、日本軍が「暴行、拉致、脅迫」していたと誤解されているからだ」と説明しました。
 すなわち橋下市長は「暴行、拉致、脅迫の事実はない、誤解だ」と言っているわけです。梁さんは、「それは違う、事実はある」とはっきり指摘しました。
 1990年代以降、日本で行われた裁判10件のうち8件で、「事実認定」されていること、他にも事実を認めた「公文書」の存在、すなわち「東京裁判 証拠資料」であり、「オランダ政府の公文書、調査報告(1994年1月)、スマラン事件裁判記録」などをあげました。

 橋下市長は、募集に際して『銃などを突きつけた強制連行はなかった』、他方で『騙したり誘惑して送る』のはまったく問題ないと言っているわけですが、梁さんは、「聞いてあきれてしまう、果たして本当に弁護士なのか? そうとは思えないほど、法律知識が欠けている。「略取」も「誘拐」も同等に犯罪だということを、知らない。(略取:脅して、誘拐して連れ去る、誘拐:騙したり、誘惑して連れ去る)」と批判しました。まったくその通りです。
 「略取」も「誘拐」も当時の法に照らしても同様に犯罪だし、実際に1937年3月5日、大審院判決でも有罪判決が出ていることも、紹介されました。

 橋下市長も「連行の仕方」だけが問題であるかのように描こうとします。橋下や有力政治家の発言、ネット右翼の宣伝も、「連行の仕方」だけに限定しようと苦心しています。そもそも「連行の仕方」だけが問題なのではありません。日本軍が性奴隷制を軍組織の一部とし運営し保持してきたことが問題なのであり、したがって「慰安婦」制度そのものが犯罪なのです。個人の犯罪ではなく、日本軍、日本政府による犯罪です。
 梁さんは、そのこともキチンと指摘されました。

 橋下市長の発言に対する明快な、わかりやすい説明、批判でした。また、「慰安婦」問題をどのようにとらえるのか、基本的な立場もはっきりと述べられました。

 この後、広島、岡山、大阪、奈良などで証言集会が続きます、橋下市長発言の批判もキチンと行い、問題解決へとすすむ力を大きくしようと誓い合って集会を終えました。

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うなぎ

朝日新聞の報じた記事を事実と思い込んで謝罪した宮沢内閣の軽率さである。「する必要のない、というより、してはならない謝罪」をして世界に誤解を撒き散らしたのであった。宮沢内閣の犯した過ちこそが慰安婦問題の原点である。
by うなぎ (2013-05-21 21:24) 

下等な韓国人とは断絶せよ!

同感である。

朝鮮人は外道人種であり、たかりのため虚言をもいとわない世界の嫌われ民族ワースト1であることは、国際的にも明らかである。

河野談話は、朝鮮人のうそに乗っかった、河野の浅はかさから出た日本の恥の1つである。

早く撤回して、真実を世界に知らしめることが信念である。
by 下等な韓国人とは断絶せよ! (2013-11-12 19:54) 

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