政治家は簡単に節を曲げていいのか! 辻元離党、千葉法相 死刑執行 [現代日本の世相]
政治家は簡単に節を曲げていいのか!
辻元清美議員の社民党離党
7月27日の記者会見で、辻元清美議員が社民党離党を表明、「政権の外に出たら政策実現が遠のく」のが理由だという。当面は無所属で行くというが、そのうち民主党に入るだろう。民主党側も衆議院議員三分の二確保を狙っているから。
辻元議員は、民主党・国民新党の選挙協力で当選してきた。社民党にいたのでは次の選挙で民主党の選挙協力は期待できないことも、離党の要因には違いない。
要するに政権に残りたかったから、社民党の政権離脱に反対だったということなのだ。副大臣なりにいろいろやってきた、政権の外にいたらできなくなる、と考えたということだ。
国土交通副大臣を9ヵ月ばかりやったこと、権力の一端に身を置き権力を行使したことで、何かしら勘違いをしたのだろう、としか思えない。権力の行使は、人を惑わすほどの魅惑なのだろうか、改めてそのように思う。
5月28日、前鳩山首相は福島消費者行政担当大臣を罷免した。普天間問題で辺野古移転承認を迫り、拒否したので福島大臣を罷免したのである。当然のこと、社民党の政権離脱に帰結した。
それは何を意味するか! 社民党は政権離脱の犠牲を払っても、普天間閉鎖、辺野古移転拒否を貫いたのである。
逆に、福島党首が明確に辺野古移設を拒否しなかったら、社民党は政権のなかで独自の政党であり続けることはできず、この先消滅したであろうことは容易に推定できる。福島党首はその意味では、社民党としてのとるべき道を誤らなかったのだ。
社民党にとって、政権に残ることは、「県外移設」の放棄であり、沖縄県民への裏切りである。辻元議員ならば、そんなことがわからないはずはなかろう。
しかし9ヵ月ばかり国土交通副大臣をやり勘違いした辻元議員は、自身の今後と社民党が守った原則とを天秤にかけ、社民党離党を選んだのだ。
問題なのは、社民党のなかに他に政権に戻りたい者が他にもいることなのだ。私には、政治家としての現実感覚がないとしか思えない。「県外移設」の放棄は、社民党の独自性の消失であり、その次にはかならず社民党は消滅を招く、そしてかならず社民党に属していた議員の雲散霧消、すなわち消滅をも招くであろう、そんなことは目に見えている。
この見通しが正しいかどうかは、数年先の辻元議員を追ってみれば、いずれ判明する。
取り返しのつかない事態なって、判明しても後の祭りではあるが。
最近の政党は、社民党に限らないけれども、政党の体をなしていない。単に議員の集まりであるという性格をより強くしている。目先の利害に引きずられやすい体質にすでに変わっている。党の原則は、いとも簡単に変えられてしまう。「マニフェスト」が乱発されているが、扱いがいかにも軽い。
政党政治はすでに崩壊している。(その意味では、選挙ごとに即物的な票集めに走るフィリピンの政治とよく似てきたと、これを書いていて気づいた。)
千葉法相、死刑執行命令にサイン
他方、千葉法相は、7月24日死刑執行命令にサインをした。そして自ら執行命令を出した2人の処刑現場を立ち会ってきたという。「死刑の執行は適切に行なわれ、私自身自らの目で確認させていただき、あらためて死刑に関する根本的な議論が必要だと感じました」(記者会見)と語った。
千葉法相は2009年9月の法相就任直後まで「死刑廃止を推進する議員連盟」に加盟していた。27日の会見では「私自身、もともと廃止するのも方向性の一つと考えてきた。それは変わるものではない」と強調。死刑を執行したことは「法務大臣として職責をどう果たしていくべきかを考え、様々な検討、精査した結果」と語った。
「死刑を執行を指示した後で、死刑廃止の考えは変わらない」と言っているのだから、何を言っているのか、支離滅裂であるとしか言いようがない。
死刑廃止の信念がいとも簡単に放棄されている。死刑廃止を含めた議論を開始するに当たり、死刑廃止に反対の人も含め議論のテーブルについてもらうために、二人の死刑を執行した、ということだろうか。
自身のこざかしい政治的な判断のために、死刑執行された、ということなのか。
千葉法相に訊ねたい。
仮にだ、「死刑廃止を主張する議員をなくすにはどうしたらいいか?」と問われたら、「順番に半年ずつ法務大臣に任命すればいい」と答えるのがあなたの行動から得られる教訓だが、正しいかい?
仙谷由人官房長官も、死刑廃止議員連盟の古くからのメンバーであるが、発言も控えているし何の対応さえもしていない。
いずれも、何と頼りないことか。
何を基準に政治家の言うことを信用していいのか、何を基準にを選んでいいのか、まったくわからなくなる。
これまで死刑制度を維持してきた警察、検察、法務省その他の官僚のあるいは権力の圧力はすさまじいのであろうことは、想像される。実際には、権力の圧力にどのように闘っていくかが問題なのだろう。
それにしても、ほとんど闘おうとする姿勢さえ見せず、早々と既存権力の軍門に下っていることに、呆れてしまう。(文責:林信治)
単なるウソツキではないか!
辻元清美議員の社民党離党
7月27日の記者会見で、辻元清美議員が社民党離党を表明、「政権の外に出たら政策実現が遠のく」のが理由だという。当面は無所属で行くというが、そのうち民主党に入るだろう。民主党側も衆議院議員三分の二確保を狙っているから。
辻元議員は、民主党・国民新党の選挙協力で当選してきた。社民党にいたのでは次の選挙で民主党の選挙協力は期待できないことも、離党の要因には違いない。
要するに政権に残りたかったから、社民党の政権離脱に反対だったということなのだ。副大臣なりにいろいろやってきた、政権の外にいたらできなくなる、と考えたということだ。
国土交通副大臣を9ヵ月ばかりやったこと、権力の一端に身を置き権力を行使したことで、何かしら勘違いをしたのだろう、としか思えない。権力の行使は、人を惑わすほどの魅惑なのだろうか、改めてそのように思う。
5月28日、前鳩山首相は福島消費者行政担当大臣を罷免した。普天間問題で辺野古移転承認を迫り、拒否したので福島大臣を罷免したのである。当然のこと、社民党の政権離脱に帰結した。
それは何を意味するか! 社民党は政権離脱の犠牲を払っても、普天間閉鎖、辺野古移転拒否を貫いたのである。
逆に、福島党首が明確に辺野古移設を拒否しなかったら、社民党は政権のなかで独自の政党であり続けることはできず、この先消滅したであろうことは容易に推定できる。福島党首はその意味では、社民党としてのとるべき道を誤らなかったのだ。
社民党にとって、政権に残ることは、「県外移設」の放棄であり、沖縄県民への裏切りである。辻元議員ならば、そんなことがわからないはずはなかろう。
しかし9ヵ月ばかり国土交通副大臣をやり勘違いした辻元議員は、自身の今後と社民党が守った原則とを天秤にかけ、社民党離党を選んだのだ。
問題なのは、社民党のなかに他に政権に戻りたい者が他にもいることなのだ。私には、政治家としての現実感覚がないとしか思えない。「県外移設」の放棄は、社民党の独自性の消失であり、その次にはかならず社民党は消滅を招く、そしてかならず社民党に属していた議員の雲散霧消、すなわち消滅をも招くであろう、そんなことは目に見えている。
この見通しが正しいかどうかは、数年先の辻元議員を追ってみれば、いずれ判明する。
取り返しのつかない事態なって、判明しても後の祭りではあるが。
最近の政党は、社民党に限らないけれども、政党の体をなしていない。単に議員の集まりであるという性格をより強くしている。目先の利害に引きずられやすい体質にすでに変わっている。党の原則は、いとも簡単に変えられてしまう。「マニフェスト」が乱発されているが、扱いがいかにも軽い。
政党政治はすでに崩壊している。(その意味では、選挙ごとに即物的な票集めに走るフィリピンの政治とよく似てきたと、これを書いていて気づいた。)
千葉法相、死刑執行命令にサイン
他方、千葉法相は、7月24日死刑執行命令にサインをした。そして自ら執行命令を出した2人の処刑現場を立ち会ってきたという。「死刑の執行は適切に行なわれ、私自身自らの目で確認させていただき、あらためて死刑に関する根本的な議論が必要だと感じました」(記者会見)と語った。
千葉法相は2009年9月の法相就任直後まで「死刑廃止を推進する議員連盟」に加盟していた。27日の会見では「私自身、もともと廃止するのも方向性の一つと考えてきた。それは変わるものではない」と強調。死刑を執行したことは「法務大臣として職責をどう果たしていくべきかを考え、様々な検討、精査した結果」と語った。
「死刑を執行を指示した後で、死刑廃止の考えは変わらない」と言っているのだから、何を言っているのか、支離滅裂であるとしか言いようがない。
死刑廃止の信念がいとも簡単に放棄されている。死刑廃止を含めた議論を開始するに当たり、死刑廃止に反対の人も含め議論のテーブルについてもらうために、二人の死刑を執行した、ということだろうか。
自身のこざかしい政治的な判断のために、死刑執行された、ということなのか。
千葉法相に訊ねたい。
仮にだ、「死刑廃止を主張する議員をなくすにはどうしたらいいか?」と問われたら、「順番に半年ずつ法務大臣に任命すればいい」と答えるのがあなたの行動から得られる教訓だが、正しいかい?
仙谷由人官房長官も、死刑廃止議員連盟の古くからのメンバーであるが、発言も控えているし何の対応さえもしていない。
いずれも、何と頼りないことか。
何を基準に政治家の言うことを信用していいのか、何を基準にを選んでいいのか、まったくわからなくなる。
これまで死刑制度を維持してきた警察、検察、法務省その他の官僚のあるいは権力の圧力はすさまじいのであろうことは、想像される。実際には、権力の圧力にどのように闘っていくかが問題なのだろう。
それにしても、ほとんど闘おうとする姿勢さえ見せず、早々と既存権力の軍門に下っていることに、呆れてしまう。(文責:林信治)
民主党を象徴する外国人参政権及び夫婦別姓を推進する極左翼・千葉景子は、幸い落選した。
これは、死刑反対の千葉景子法相が神奈川県民から受けた“死刑判決”。
菅直人は死刑囚を法相として政権内に温存する。
死刑反対の法相が2人だけ処刑したが、まだ100人以上が未処刑のまま。
独身の変人・千葉景子の個人的な判断を裁判所の判決よりも優先させてはならない。
by 左巻き菅 (2010-08-05 19:26)
千葉景子もと議員は、「極左翼」ではない。
ネット上で、飛び交うワンパターンのレッテル貼りの一つだ。
何も考える力がないことを、告白している。
というよりも、言っている本人が、明らかに、「極左翼」とは何か、まったく知っていない。
無知というか幼いというか、・・・・・・
もう少し自分の頭でものを考える必要がある。
by tamashige (2010-09-14 20:06)