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フジヤマの サクラの国の 失業者 [現代日本の世相]

フジヤマの サクラの国の 失業者

 「美しい国日本」と言った首相がいた。
 格差社会に眼をそらし、「美しい国」日本とは何事か。政治的には欺瞞であるとともに、そもそも「美しい」と言い述べる美的センスを疑う。
 現代の貧困の広がりには眼をそらして、何が見えるか。
経済危機で真っ先に首を切られる人が数十万人も突然現れ、仕事といえば、不安定雇用の低賃金、人間扱いされない人間の増えた現代日本社会は、どのように美しかろう。

フジヤマの サクラの国の 失業者

 この川柳は、鶴彬の作品。戦前の作。
 大和心とか、サクラにフジヤマの日本精神と偏狭なものの見方を「自画自賛」し、多くの従順な「社会的無知」の日本国民を作り出し、周辺諸国、周辺民族を蔑視した戦前の日本軍国主義。
 その時代に生きた鶴彬は、「フジヤマ、サクラ」の「偽善」を見抜いてこの川柳を読んだ。

 ところでわれわれは、現代日本社会の偽善をしっかりと見抜いているか。
 しっかりと見抜いていないとすれば、鶴彬の批判精神は、現代の日本社会への批判、皮肉としてもそのまま通用させなければならないであろう。

 さて、この鶴彬の精神を我らの精神として、「日本的精神」、すなわち誇るべき日本労働者の精神として呼び戻し、我らのうちに植えつけ、現代の土壌の上に育てることが必要であろう。

 鶴彬の川柳と批判精神が、現代日本にぴったり必要であることを、思え!
 (文責:玉)
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