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「フィリピンのレイプ裁判を支援する会」から [米兵によるレイプ事件、犯罪]

フィリピンのスービックレイプ裁判を支援してきた「フィリピンのレイプ裁判を支援する会」から、これまで支援の呼びかけに賛同してくださった団体・個人宛のの文書が発行されていますので、転載します。
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フィリピン・スービック・レイプ事件
―米兵1名に有罪判決―

<1月8日の米兵移送に抗議する集会>

「スービック・レイプ事件裁判に関し、厳正なる判決を求める」賛同署名へのご協力やカンパ等裁判を支える様々なご支援を本当にありがとうございました。「勝利」です。    
                                  2007年1月29日
                  
 「フィリピンのレイプ裁判を支援する連絡会」
 連絡先:アジア女性資料センター ajwrc@ajwrc.org
 TEL: 03-3780-5245 / FAX: 03-3463-9752 

 2006年12月4日、マニラ首都圏のマカティ地方裁判所において「スービック・レイプ事件」の一審判決が下されました。原告に不利な条件の中で進められた裁判でしたが、その状況を打ち破り、実行犯ダニエル・スミス兵士1名が20年以上40年以下の終身刑(禁固)となりました。補償額は賠償金5万ペソ(日本円で約12万円)と慰謝料5万ペソという低額、また、他の兵士3名は無罪となる内容で、被害者のニコールさん(仮名。事件当時22歳)にとっては完全に納得のいくものではなかったものの、米軍兵士の「有罪」は画期的な判決であることに間違いありません。そして、この勝利判決を導き出した原動力は被害当事者や家族、弁護士や現地支援者の不屈の闘いと、それを支持・支援してきた国内外の仲間たちの協力によるものだと思います。

 当初、判決日は11月27日と予定されていました。そこで私たちは、ぜひともそれ以前に支援行動を起こしたいと考え「連絡会」として緊急に賛同署名とカンパを募り皆さまにお願いを致しました。署名は団体25、個人807 名が集まり11月11日、現地へ持参しました。また、カンパは活動費として数回に分け現地の支援団体へ20万円、その他現地での通訳料など有効に使用させて頂きました。現地では記者会見に参加したりニコールさん本人とも直接、会って激励をする一方、日本においても「連絡会」として在日比大使館や米大使館へ出向き声明文を提出するなどの活動を続けてきました。

 2006年12月29日、深夜、スミス兵士はフィリピンの拘置所から米大使館へ移送されました。これは、米政府側がVFA(訪問米軍地位協定)を盾に米軍が身柄を管理すると強く主張し、比合同軍事演習と国内の人道支援を中止すると表明するなど比政府に圧力をかけた結果に他なりません。尚、米側は有罪を不服として控訴をしており、私たちは、今後もこの裁判の行方を見守っていきたいと思っています。これまでのご支援に心からお礼を申し上げますとともに、今後ともご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 


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