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香港の「逃亡犯条例」改正でデモ [世界の動き]

香港の「逃亡犯条例」改正でデモ

 中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡る大規模な抗議デモが香港で激しさを増している。香港政府は改正案を完全に撤回し、事態の収拾を図るべきだ。改正案が可決されると、中国に批判的な香港の活動家が本土に送られて、不当な扱いを受ける恐れがある。香港の人々が反発する理由はある。

 香港の行政長官は、各業界団体代表ら親中派が多数を占める「選挙委員会」による投票で選ばれ、中国政府が任命権を持つ。民意をきちんと代表する存在ではない。民意を反映させる仕組みが整っていない中で、政策を改めさせる手段は、おそらくデモぐらいしかないのだろう。今起きているのは、やむにやまれぬ行動であろうと推測する。

 ただ、香港のデモのなかに大量の星条旗があった。星条旗を掲げてデモをする多くの人がいたということだろう。

 NED(全米民主主義基金)からの支援を受けている団体、個人がいる場合、その団体とその主張は、一切、信用できないし、するべきではない。NEDは「他国の民主化を支援する」名目で、これまで不当な干渉や政権転覆、クーデターを実行をしてきた前歴がある。すぐさま手を切るべきだ。

 米政府は、サンチャゴ・クーバに裁判なしで拘束し収容する刑務所を持ち、多くの収容者がいる。また英警察は、19年4月11日、ウィキリースのジュリアン・アサンジを「出頭命令に応じなかった」という理由だけで逮捕し、ロンドン郊外の刑務所に裁判なしで拘束している。米政府、英政府は、今回の問題で中国・香港政府を批判しているが、その資格はまったくない。

 香港政府に求められるのは、大規模なデモを繰り広げる声に真摯に耳を傾け、民意に従うことだ。対話なしには何も解決しない。



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